「事業用軽バンは自家用車と何が違うの?」
「事業用軽バンを選ぶ際のポイントや新車購入との違いについて知りたい。」
こんな疑問をお持ちの方。
事業用軽バンは、配送業を始める際に便利な車ですが「自家用でも使えるのでは?」と思う方も多いでしょう。
今回は、事業用と自家用の違い、そして軽バンを事業用として利用するなら新車で購入するのとレンタル/リースはどちらがお得なのか、について解説します。
事業用軽バンとは?
まずは、事業用軽バンについて解説します。
これから配送業を始める方、新車を購入しようか悩んでいる方は参考にしてください。
○事業用軽バンとは
事業用軽バンとは、配送業務などの営業用として利用されている軽バンのことです。
主にナンバープレートの色が違うので、外から見ても事業用と自家用とで区別することができます。
緑の文字に白のナンバープレートは普通自動車を表しており、黄色文字に黒のナンバープレートは事業用を表します。
最近では、ネットショッピングやメルカリなどの個人間売買が増えていることから、宅配業車の需要が急増しています。
副業やフリーランスで配送業務を行う人も増えており、事業用軽バンの需要が高まっています。
○事業用と自家用の違い
事業用と自家用の大きな違いについては、自分の荷物を乗せるか他人の荷物を有償で乗せるかの違いです。
事業用は主に宅配便などで利用されており、それ以外の車は自家用車となります。
事業用と自家用では税金関係も異なりますので、自家用で事業を行うことはできません。
しかし、自家用を事業用として申請することはできます。
事業用軽バンのレンタルとリースはどちらがおすすめ?新車購入よりもお得?
事業用軽バンを利用する場合、新しく車を購入するか、レンタル・リースするか迷う方は多いでしょう。
こちらではそれぞれの違いについて解説します。
『事業用軽バンをレンタルする場合』
事業を始めたいがまとまったお金が用意できない場合、車両のレンタルがおすすめです。
事業用の車両をレンタルする場合は、レンタル会社から希望の車両を借りるか、請負元の軽貨物運送会社から借りる方法があります。
しかし、事業用の軽貨物車をレンタルできる会社は多くないので、レンタルする場合は軽貨物運送会社からレンタルする場合が多いでしょう。
『事業用軽バンをリースする場合』
事業用軽バンを中長期にわたって借りたい場合は、リース契約を結ぶことがおすすめです。
事業を始めたい場合、車がない・まとまったお金が用意できない・すぐに事業を始めたいという方にはおすすめの方法で、月単位や年単位で軽バンをリースすることができます。
また、新車をリースできる場合もあるため、事業用の車を購入する前に試しにリース契約を結んでみるという方も少なくありません。
リース契約を結ぶ際には、初期費用を抑えられることや希望の車両に乗れることなどメリットがたくさんあります。
しかし、契約期間を途中で解約できないことや走行距離が指定されているなどのデメリットもあるため、リース契約を結ぶ前にしっかりと確認をしましょう。
『自分の専用車が欲しいなら新車購入がおすすめ』
「自分専用が欲しい」という方は、新車の購入がおすすめです。
事業を新しく始める場合は、「自分専用の車で自由にカスタマイズしたい」という希望もあると思います。
新車を購入することで、自分の使いやすいようにカスタマイズできることがメリットであり、これから新事業を始めるためのモチベーションにも繋がりますよね。
新車購入の場合は、車種にもよりますが頭金・税金・保険などまとまった金額が必要になります。
事業用軽バンをリース/レンタルする際の選び方は?
事業用軽バンをレンタル・リースする場合、車種の選び方について解説します。
車選びは、自家用ではないのでいくつかのポイントを抑えて選ぶことが大切です。
①運転のしやすさ
事業用として利用する軽バンは、運転しやすい車を選ぶことは重要なポイントです。
毎日運転することを考えると、疲れにくさなども考えて選ぶと良いでしょう。
運転のしやすさは安全面にも関わるので、自分に合った軽バンを選ぶことが大切です。
②積載量
事業用軽バンを選ぶ際に最も重要なポイントが積載量です。
実際に仕事をするにあたり、「どれくらいの荷物を積むことができるのか」ということが重要になりますよね。
荷物を運ぶ際に少量の荷物しか詰めないのでは、効率的な仕事ができません。
軽バンをレンタル・リースする場合は、荷室の広さや最大積載量は必ず確認しましょう。
チェックポイントとして、
この3点を確認すること。
また、荷物を積むにあたり小さい荷物だけでなく、大きな荷物を積むことも想定して選びましょう。
事業用軽バンを利用する場合の一般的な最大積載量として、350kg程度の軽バンがおすすめです。
③視界の広さ
軽バンを運転するにあたり、視界の広さ・見やすさは安全上とても重要なポイントです。
軽バンは一般的に全高が高く作られているものが多いので、見通しが良くなっています。
しかし、実際に運転してみると「イメージと違った」ということも考えられますので、最終的に決定する前に試乗させてもらうなどして視界の広さや安全面を確認しましょう。
④価格
事業用軽バンをレンタル・リースする際は、価格を何社か比較してみてください。
初期費用はどれくらいに抑えたいのか、どれくらいの期間リースするのか、どんな車種が希望なのかなど、条件によって価格が異なります。
⑤燃費の良さ
軽バンは基本的に燃費が良い車ですが、事業用として利用する場合ほぼ毎日車を利用し、長時間運転することが想定されます。
そのため、ガソリンのコストも下げたいところですよね。
燃費の良い車を利用することで、ランニングコストを抑えることができます。
事業用軽バンを利用するにはリースがおすすめ
事業用軽バンについてご紹介しました。
自家用とは違い、事業用の軽バンはナンバープレートの色で見分けることができます。
これから配送業などの事業を始める際にはとても便利な車ですが、初めにまとまったお金を準備できない場合やすぐに事業を始めたい場合は、事業用軽バンのレンタル・リースがおすすめです。
新車購入を検討されている方でも、実際に配送業務を行ってみて「ここが使いにくい」などの後悔はしたくないですよね。
このようなことから初期費用を抑えるだけでなく、試し乗りとしてもレンタル・リースがおすすめの方法なのです。
事業用として利用する場合の軽バンの選び方で最も重要なポイントは、運転のしやすさ・最大積載量・価格・燃費の良さです。
レンタル・リースをして実際に運転してみて、業務を行ってみてから新車を購入することで、失敗が少なく・納得した車種選びができるでしょう。