最近では個人で配送業を行う人が増えていますが、軽バンで事業を行うには黒ナンバーの取得が必須です。
黒ナンバーは黒字に黄色文字のナンバープレートで、黒ナンバーをつけずに事業を行うことは違反になりますので必ず取得しましょう。
黒ナンバーを取得する際はスムーズにいけば1日で取得完了することができますが、提出する書類もいくつかありますので確認してみましょう。
今回は、黒ナンバーを取得する際に必要な書類について詳しく解説します。
また、黒ナンバーで事業を始める際におすすめの軽バンについてもご紹介しますので参考にしてください。
軽貨物運送業を始めるには黒ナンバー取得が必須
軽貨物運送業を始めるには、黒ナンバーの取得が必須です。
黒ナンバーでできる事業は、荷物を運ぶ際に報酬を受け取る「貨物自動車運送業」で法人だけでなく個人でも始めることができます。
アマゾンフレックスなどの運送会社で委託契約を結び配送業を行う人や、個人事業主として始める人も多く注目を集めています。
軽バン1台から気軽に始められる事業なので、最近ではフリーランスや副業などで始める人も急増しています。
また、インターネット通販やメルカリなどのフリマサイトの普及から個人間売買も増え、仕事がたくさんあることも人気の理由でしょう。
♦︎黒ナンバーにおすすめの軽バン
黒ナンバーの配送業におすすめの軽バンをご紹介します。
車種 | メーカー | 荷室の広さ(長さ×幅×高さmm) | 最大積載量 |
---|---|---|---|
ピクシスバン | トヨタ | 1755×1270×1210・1860×1315×1235 | 350kg |
ハイゼットバン(ハイルーフ) | ダイハツ | 1755×1270×1210・1860×1315×1235 | 200kg・350kg |
エブリィ | スズキ | 1820×1280×1240 | 350kg |
N-VAN | ホンダ | 1585×1390×1365 | 350kg |
特におすすめの車種をご紹介しましたが、他にもたくさんの種類があります。
配送業で使用する軽バンは、最大積載量や乗り心地・乗り降りのしやすさなどをしっかりと確認した上で検討してみてください。
最大積載量は、荷物をどれくらい詰めるかが重要なので350kgを目安に選ぶといいでしょう。
また、車種によって高さがあるのもや長さがあるものを運べる軽バンもあります。
それぞれの車種の特徴を理解し、配送業に適した軽バンを選ぶことが大切です。
また、黒ナンバーを使用できる車種は車検証に「貨物」と記載されているものに限ります。
自家用車であっても車検証を「貨物」に変更することで使用可能になります。
黒ナンバー取得に必要な書類
黒ナンバーを取得する際に必要な書類について解説します。
提出する前にしっかりと確認し、記載するものに関しては間違いのないように丁寧に行いましょう。
提出書類は、運輸支局と軽自動車検査協会へ提出する書類に分かれていますので、一つ一つ解説します。
『運輸支局に提出する書類』
①貨物軽自動車運送事業経営届出書 ②運賃料金設定届出書 ③運賃料金表 ④事業用自動車連絡書 ⑤車検証コピー |
貨物軽自動車運送事業経営届出書・運賃料金設定届出書・運賃料金表はそれぞれ提出用と保管用の2部を準備しましょう。
また、書き方については各運輸局で異なる場合がありますので、様式を確認してみてください。
書類を書く際には、使用する軽バンの車検証を手元に置き一つ一つ確認しながら行えば難しい記入ではありません。
注意点として、事業用自動車連絡書を発行してから有効期限が1ヶ月なので、速やかに行うことが重要です。
事業を始める際に、アマゾンフレックスなどで委託業務を行う場合に「貨物軽自動車運送事業経営届出書」の提出が必要になる場合がありますので大切に保管しましょう。
万が一紛失してしまった場合は、再発行はできませんが「証明願」を運輸支局に提出することができます。
♦︎書き方
『軽自動車検査協会に提出する書類』
①車検証原本 ②申請依頼書 ③使用する軽バンのナンバープレート2枚 ④事業用自動車等連絡書 ⑤住民票 ⑥履歴事項等全部証明書 |
軽自動車検査協会へは車検証の原本が必要になります。
また、使用するナンバープレートに関しては軽自動車協会で購入するので準備する必要はありません。
事業用自動車等連絡書は、運輸支局に提出した際に受領印が押されたものを提出しますので事前に確認しましょう。
配送業を個人事業主として始める場合は、住民票が必要になります。
また、法人で始める場合、そして軽バンの車検証の所有者が自分以外の場合、履歴事項全部証明書の提出が必要になります。
これらの提出が完了したら、黒ナンバーを使用して事業を始めることができます。
しかし、黒ナンバーの取得が完了しても自賠責保険や任意保険にはまだ加入していない場合、事業を始める前に加入する必要がありますので、事前に確認しましょう。
黒ナンバーを取得するためにかかる時間と流れ
黒ナンバー取得に必要な時間と流れについて解説します。
《黒ナンバー取得の流れ》
黒ナンバー取得の流れについては、
こちらで黒ナンバーの取得が完了します。
先に述べたように、お持ちの軽バンの車検証の用途が「乗用」ではなく「貨物」になっていることを確認しましょう。
また、黒ナンバーを取得する際には、取得要項についても確認する必要があります。
・車両を1台以上確保してある ・営業所がある ・休憩施設を持っている ・車庫がある ・運送約款がある ・管理体制が整っている ・損害賠償能力がある |
これらの条件を満たしていることも重要なので、それぞれの項目を確認しましょう。
営業所や休憩施設等は、自宅や賃貸でも問題ありません。
また、車庫に関しては所有する場所が営業所から半径2km以内の場所に確保すれば条件をクリアできます。
《黒ナンバー取得にかかる時間と費用》
黒ナンバー取得にかかる時間は、1日あれば十分です。
しかし、各都道府県の運輸支局が自宅から遠い場合、移動に時間がかかる場合もあります。
運輸支局は平日のみとなっていますので、受付時間をしっかりと確認し行いましょう。
また、黒ナンバー取得にかかる費用については、各地域によって異なりますが合計で3,000円程度(黒ナンバープレート・住民票・車庫証明書)です。
黒ナンバー取得代行に依頼する際は、2万円〜4万円ほどかかる場合もありますので費用をしっかりと確認した上で行いましょう。
黒ナンバー取得のための手続きは確実に行うこと!手続きが面倒ならリース契約がおすすめ!
黒ナンバーを取得する際に必要な書類についてご紹介しました。
黒ナンバーは、配送業を行う際に必要なナンバープレートなので必ず取得しましょう。
黒ナンバーの取得は1日あればすぐに手続き完了することができますが、近くに運輸支局がない・忙しくて時間がないという方は、黒ナンバーのリース契約がおすすめです。
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