最近はメルカリなど個人間売買やネットショッピングの普及により、宅配業を利用する人が急増しています。
また、アマゾンフレックスや佐川急便の下請け業者では独立をする人も増え、個人事業主として配送業を始める人も増えています。
しかし、個人で配送業を始めるには仕事用の車が必要不可欠になりますが、車の購入には初期費用がかかりますよね。
「初期費用を抑えたいけど、黒ナンバーをレンタルして配送業を行うのは違法?」
こんな悩みをお持ちの方はこちらの記事をご覧ください。
黒ナンバーをレンタルして配送業務が行えるのか、レンタルやリース会社の選び方についてご紹介します。
黒ナンバーのレンタルで配送業務をするのは違法?
結論からお伝えすると「配送業務をする際に黒ナンバーのレンタカーを使用しても違法にはなりません。」
しかし、注意点がいくつかありますので確認が必要です。
まずは、黒ナンバーをレンタルして配送業務を行えるのかについて解説します。
『黒ナンバーのレンタルで配送業はできる?』
先にお伝えしたように、黒ナンバーのレンタカーを利用して配送業務を行うことは違法になりません。
レンタカーを利用して配送業務を行うことができ、法律上問題ないので安心して業務を行うことができます。(参考:貨物自動車運送事業法)
しかし、配送業の委託会社によってはレンタカーを使用する際に許可が必要な場合もありますので、事前に確認が必要です。
『黒ナンバーのレンタルは違法ではないが登録できない?』
黒ナンバーのレンタカーを委託会社に登録して利用することができません。
レンタカーの場合車検証のに登録している使用者がレンタル会社になっているため、委託会社やアマゾンフレックスなどの軽貨物マッチングサービには登録して利用することはできないのです。
『黒ナンバーを借りて配送業務を行うならリースがおすすめ』
黒ナンバーを借りて配送業務を行うならレンタルではなくリースがおすすめです。
リースなら使用者名がレンタル会社ではなく、利用者(運転手)になります。
利用者の名前が登録された車検証を持つことができるので、黒ナンバーを借りて委託会社やマッチングサービスで配送業務を行うなら黒ナンバーをリースしましょう。
黒ナンバーをリースして配送業務を行うメリット・デメリット
黒ナンバーをリースして配送業務を行う際のメリット・デメリットについてご紹介します。
〈すぐに配送業務ができる〉
黒ナンバーのリースなら、車を購入する手間もなくすぐに業務を行うことができます。
車の購入の際には販売店に足を運び、納車まで期間があるためすぐに業務に入れない場合もありますよね。
また、希望の車種がない場合はさらに納車までに期間が必要になります。
黒ナンバーをリースするならそのような心配もなく、すぐに業務を始めることができます。
〈試し乗りができる〉
車の購入前に試乗することもできますが、荷物がどれくらい入るのか、業務に支障がないかなどは試すことができませんよね。
しかし、黒ナンバーをリースするなら希望する車両を試しに乗ることができます。
リース期間を決めて実際に配送業務を行ってみて、使い方や荷物の量などを見極めてから車の購入を検討することができるので失敗がなくなります。
〈初期費用を抑えられる〉
黒ナンバーのリースなら初期費用を抑えて業務を始めることができます。
車を購入する場合は頭金や税金などの初期費用が必要なので、まずは資金の確保から始めなければいけません。
しかし、黒ナンバーをリースすることによって頭金などを準備する必要もなく初期費用を抑えることができます。
〈黒ナンバーをリースするデメリット〉
黒ナンバーをリースする際には、デメリットもありますので事前に把握しましょう。
・途中解約ができない
・リース期間により車の購入額よりも総支払額が高くなる
・自分の好きなカスタマイズができない
リース期間の途中で解約することができないので、必要期間を確認し無駄のないようにしましょう。
また、リース期間により車を購入するよりも総支払額が高くなる場合があります。
初期費用を抑えて業務を始めるか、車を購入するかをしっかり検討してみてください。
黒ナンバーのリース・レンタル会社の選び方
黒ナンバーをリースする際は、会社の選び方も重要です。
業務に対してどのような条件があるのか確認してみましょう。
【走行距離の制限がない】
カーリースは、走行距離の制限を設けている場合があります。
契約が終了すると中古車として再販に出すケースが多いので、走行距離の制限は車体評価の重要な基準となります。
走行距離の制限が設けられていることで業務事態にも制限がかかるため、思うように稼げないこともあるでしょう。
また、走行距離の制限を超えてしまうと、追加料金が発生する場合もあります。
中には、リース会社やプランによっては走行距離の制限を設けていない場合もあるので、契約する際に事前に確認してみましょう。
【黒ナンバー所得をサポートしてくれる】
配送業で働く際には、黒ナンバーを取得しなければ業務を行うことができません。
黒ナンバーを取得するには、軽自動車検査協会と運輸支局でいくつかの事務手続きが必要になります。
手続き自体はすぐに完了できますが、書類の準備や記載事項など「忙しくて手続きができない」「手続き自体が面倒」という方もいるでしょう。
そんな時には、黒ナンバーの取得をサポートしてくれるリース会社がおすすめです。
【サービス内容が充実している】
黒ナンバーをリースする際のプランは会社によって異なりますので、サービス内容を比較し自分に合った会社を選びましょう。
車検費用や自動車税などが含まれているなど、会社選びのポイントとして抑えておきましょう。
中には、任意保険の申し込みができる会社もあります。
手持ちの黒ナンバーが故障した際にはレンタルが便利
手持ちの黒ナンバーが故障や事故など万が一の場合もあるかもしれません。
修理や新車の納車期間により業務が行えないと、仕事に穴を空けてしまうことになるでしょう。
そんな時には、黒ナンバーを新車で購入するよりもレンタルやリースがおすすめです。
修理や納車を待つことなく、業務に穴を空けることなくスムーズに対処することが可能になります。
また、修理期間を確認し、最短期間でレンタルできる会社を選べばレンタル料が無駄になることもなくなります。
レンタルする際の注意点として、
・黒ナンバー以外で営業することはできない
・修理が完了しても途中解約ができない
配送業務を行う際には、黒ナンバー以外の車を使用することはできませんので、レンタルやリースをする際には必ず黒ナンバーを利用すること。
そして途中解約ができないため、リースする際は修理期間を確認して無駄のないように利用することが重要です。
以上のことに気をつけながら、上手に利用しましょう。
黒ナンバーのレンタル・リースを賢く利用しよう
黒ナンバーのレンタルについてご紹介しました。
黒ナンバーを取得して配送業務を行う際には、レンタルやリースがおすすめです。
しかし、委託会社やマッチングサービスの中にはレンタカーを登録することができない場合もありますので、事前に確認しましょう。(アマゾンフレックスは登録できません)
また、手持ちの黒ナンバーを急遽修理に出さなければいけない場合もレンタルやリースで業務を行うことができます。
黒ナンバーをレンタルする際には、メリット・デメリットをよく確認し上手に利用することが重要です。
会社選びのポイントとして、走行距離制限・黒ナンバー取得のサポート・サービス内容を比較してみましょう。
当店では、黒ナンバーの取得支援を行なっております。
黒ナンバーの取得をご検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。