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黒ナンバー軽自動車で独立する方法は?メリット・デメリットも紹介

2023
05月
22

近年では、個人で配送業を始める方が増えています。

その背景として、インターネット通販や個人間売買(メルカリやフリマサイトなど)が増えていることがあり、配送の需要が急増していることが挙げられます。

個人で配送業を始める際は黒ナンバーの取得が必須ですが、すぐに独立して始められる事業としても人気が高くなっています。

個人事業主だけでなく副業としてもできる仕事なので、メリットが多い職種です。

そこで、今回は黒ナンバー軽自動車を使って独立開業をするメリット・デメリットや独立する流れについてご紹介します。


軽自動車で独立するには黒ナンバーが必須


軽自動車 黒ナンバー 必須

軽自動車で独立するには、黒ナンバーの取得が必須です。

黒ナンバーは軽貨物運送業を始める際に必要なナンバープレートであり、黒ナンバーなしでは始めることはできません。

黒ナンバーを取得し独立する流れや、軽貨物運送業についてご紹介します。

『黒ナンバーで始める軽貨物運送業とは』

軽貨物運送業とは、軽自動車(軽バン)や軽トラックなどを使用して荷物を配達し、運賃を受け取る仕事を言います。

「貨物軽自動車運送事業」が正式名称で、基本的に小さな荷物を運送します。

『独立する流れ』

独立開業するには、まず黒ナンバーを取得しましょう。

独立までの流れについて解説します。

①各都道府県の運輸支局に必要書類を届け出る

届出の書類
・貨物軽自動車運送事業経営届出書
・事業用自動車連絡書
・車検証
・運賃料金表

こちらの書類は運送業を始める際に必要な書類です。

各2部づつ(届出用・控え用)を準備し、使用する軽自動車は用途が「貨物」になっていることを確認しましょう。

手続きは問題なければ10分程度で完了します。

②黒ナンバーを取得する

黒ナンバーを取得するには、軽自動車検査協会へ行く必要があります。

必要書類
・事業用自動車連絡書(受理印が押されたもの)
・印鑑
・住民票
・軽自動車
・ナンバープレートの費用

軽自動車の黄色ナンバーを返納し、黒ナンバーの取得を行います。

これで、運送業を始める準備が整いました。

③運送業の開業届を提出する

事業を開始してから1ヶ月内に、現在住んでいる場所の税務署に開業届を提出します。

開業届は必ず提出しなければいけないわけではありませんが、提出することで「青色申告承認申請書」を利用することができます。


黒ナンバー軽自動車で独立開業するメリットは?


軽自動車 黒ナンバー メリット

配送業を始める際には、軽自動車1台から始めることができるなど多くのメリットがあり、その気軽さから人気となっています。

その他にもたくさんのメリットがありますので、一つ一つ見ていきましょう。

○自分のペースで稼げる

独立する場合は、自分のペースで仕事ができるメリットがあります。

会社に勤めている場合は、企業の方針に従って仕事を行うのが一般的ですが、個人事業主として始める場合は自分の都合に合わせて進めることができます。

本業がある場合も本業に支障がない程度に仕事ができ、収入源を上手に増やすことができます。

○すぐに始めやすい

独立して配送業を始める際には、先に述べたように申請の手間が少なくすぐに始めやすいことが特徴です。

資格などは必要なく、使用する軽自動車を準備し書類等を申請するだけなので、車の免許を所有している人なら誰でも気軽に始められます。

また、店舗を持たない分初期費用が抑えられることもメリットの一つです。

○定年がなく長く続けられる

配送業は、定年退職がなく自分次第で長く続けることができます。

また、軽自動車で始める配送業は大きい荷物や重たい荷物は基本的にないので、年齢・性別問わず気軽に始められることもメリットです。

一般的な配送業の場合は、大きい荷物などもあり女性や年配の方には難しい部分もありますが、小さい荷物を扱う軽自動車での配送業なら不安もないでしょう。

仕事を長く続けたい人・定年退職後に始める仕事としてもおすすめです。

○個人事業主だけでなく副業としても始めやすい

先にも述べたように、本業の他に収入源が欲しい人・副業を始めたい人にもおすすめの職業です。

本業の仕事終わりに配送業をしたり、休日を使って仕事をすることもできますよね。

1人で始められる分時間の融通が効くので、副業を検討している人に最適な職業と言えるでしょう。

また、運転が好きな人・道に詳しい人にとっても楽しく始められる職業かもしれませんね。


黒ナンバー軽自動車で独立開業するデメリット


軽自動車 黒ナンバー デメリット

軽自動車で独立する場合のメリットはたくさんありますが、反対にデメリットになることもあります。

始める前にデメリットについて確認したうえで、実際に独立するかを検討してみましょう。

♦︎手続きなど全て自分で行う

個人事業主なので、必要な手続きは全て自分で行います。

必要な手続きとは、保険や年金関係・車の維持に必要な経費など全てです。

これまで企業に勤めていた方は、会社に必要な書類を提出して手続き等は会社が行なっていましたが、これからはやり方などを調べて自分で行う必要があります。

経費の計算が面倒な場合は軽自動車を購入するのではなく、リースすることでプラン内容によっては経費計上しやすくなります。

♦︎始めたばかりの時は信頼性が薄い

始めたばかりの時は、信頼度が低いので実績を作る必要があります。

また、個人事業主よりも法人の方が信頼性が高いので、開業するにあたり借入が必要な場合は融資が受けにくい場合も考えられます。

信頼性を上げるには、仕事を積み上げ徐々に高めていくしかありません。

♦︎すぐに始められるが誰でも成功できるとは限らない

軽自動車で行う配送業は、黒ナンバーを取得すれば比較的簡単に開業することができます。

しかし、「すぐに始められる=簡単に稼げる」ということではありません。

仕事をすればするほど稼ぐことができますが、働かなければ稼ぐことはできません。

また、社員がいないので自分が仕事をしなければ収入はゼロなのでよく理解しておく必要があります。

「月に○万円稼ぐ!」という目標を立て、そのためにはどれくらいの数をこなせばいいかということを逆算してみましょう。

個人事業主が配送業で月に50万円稼ぐには、ガムシャラに頑張るよりも計画的に行動し、真面目に働く必要があります。

それ以上稼ぐには、他の人が休んでいる間も働かなければいけません。

それくらいの覚悟を持って始めること、強い意志を持つことが独立成功の秘訣です。


軽自動車で黒ナンバーを取得し独立開業を目指そう!


黒ナンバー軽自動車で独立する場合の流れやメリット・デメリットについてご紹介しました。

軽自動車で配送業をするメリットは、自分のペースでできることやすぐに始められるなど、様々なメリットがありました。

反対に、年末調整などの必要な手続き等は全て自分で行うこと・稼ぐにはある程度実績作りが必要などのデメリットもあります。

それぞれのメリット・デメリットを把握し、どれくらいの収入が欲しいのか・どれくらいの時間働けるのかということを確認し、計画的に始めてみましょう。

すぐに始められる職業ですが、誰でも簡単に稼げる仕事ではありません。

目標を明確にし、無理のないように進めることが大切です。