最近では、個人事業主で黒ナンバーを取得して事業を始める人が増えています。
その背景には、個人間売買やネット通販などの需要が増えていることが挙げられます。
軽バンを利用して宅配業を始める人が多くいますが、軽トラを使って宅配業を行うこともできます。
軽トラは、荷物もたくさん詰めるのでアウトドアやビジネスシーンで大活躍。
しかし、ビジネスシーンで利用するには黒ナンバーの取得が必須です。
今回は、軽トラで黒ナンバーを取得する方法や仕事で利用する際の注意点についてご紹介します。
軽トラで始められるビジネス
まずは、軽トラで始められるビジネスについてみていきましょう。
○宅配便
宅配便は、軽トラでビジネスを始めるのに最適な車です。
荷台も広く、たくさんの荷物を運べるので効率的に仕事を進めることができるでしょう。
また、先に述べたように最近ではAmazonや楽天などのネット通販やメルカリなどの個人間売買の需要が増えています。
このような業界が右肩上がりになると、比例して宅配業の需要もどんどん増えています。
軽トラック1台で配送業が始められるので、初期投資も少なく始めやすいビジネスとして人気となっています。
○ルート便やスポット便
ルート便は、宅配業とは異なり決められたルートで配送を行う仕事です。
企業やコンビニ・ドラッグストアなどの店舗へ配達を行うため、スケジュールも組みやすく未経験者でも始めやすいビジネスです。
また、スポット便は緊急で荷物を届ける仕事です。
こちらは、長距離移動が多く単価が高いことが特徴です。
緊急の荷物の配送のため、急に依頼が来ることが多くスケジュール調整が難しいというデメリットもあります。
○引越し業
少量の荷物の引越しの際にも軽トラが活躍します。
ただし、引越し業者とは異なるため補償内容などをしっかりと確認した上で行いましょう。
軽トラを使ってビジネスを始める際に必要なこと
軽トラを使ってビジネスを始める際には、以下のことが必要になります。
始める前に、しっかりと確認し安全に始めましょう。
♦︎免許を確認する
軽トラを運転する前に、免許の確認をしましょう。
軽トラは軽自動車に分類されるため普通免許で運転できますが、AT車とMT車がありますので注意しましょう。
AT車の軽トラであれば、AT限定の免許があれば運転可能です。
しかし、MT車の軽トラの場合MTの免許が必要になりますので事前に確認が必要です。
♦︎軽トラの積載量を把握する
軽トラは荷台が広くたくさんの荷物を積むことができますが、道路交通法で規定が定められているのできちんと確認しましょう。
・最大積載量:350kg ・長さ:車両の長さの1/10を超えない ・高さ:地面から2.5m以内 ・幅:車両の幅を超えない |
軽トラの車両からはみ出していい長さは、1/10です。
軽トラの長さは約3,395mmとなっており、荷物がはみ出していい長さは339mmです。
しかし、荷物によってどうしても車両からはみ出してしまう場合は、事前に「制限外積載許可申請書」を警察署に提出する必要があります。
また、やぐらを利用して荷物を載せる場合は高さにも注意する必要がありますので、荷物のサイズをしっかりと確認した上で行いましょう。
♦︎黒ナンバーを取得する
軽トラで配送業などのビジネスを始める場合は、黒ナンバーを取得する必要があります。
黒ナンバーとは、軽貨物運送事業を行う際に車両につけるナンバープレートです。
黒ナンバーを取得しなければ配送業は行えないので、事前に取得し車両に取り付ける必要があります。
黒ナンバーを取得せずに配送業を行うことは違法になるので、注意しましょう。
軽トラで黒ナンバーを取得する方法
軽トラで個人ビジネスを始める前に、黒ナンバーを取得しましょう。
こちらでは、黒ナンバーの取得方法についてご紹介します。
◎黒ナンバー取得要件について
まずは、黒ナンバーを取得する要件を確認しましょう。
・営業所・休憩所を設置する ・営業所から2km以内に倉庫を設置する ・車両を1台以上保有する ・運送約款がある ・損害賠償能力がある ・管理体制を整える |
黒ナンバーを取得する前に、軽トラ1台以上の保有と営業所・休憩所・倉庫の準備をしましょう。
営業所や休憩所は自宅や賃貸でも問題ありません。
運送約款とは、運送する人と荷主との間で契約を定めた文書こと。
運送約款に関しては、自分で準備したものでも問題ありませんが、国土交通省が用意したものもあるのでそちらを使用しましょう。
個人事業主として軽トラで配送業を行う場合、万が一事故などが起きた場合自分で対処する必要があります。
予め自賠責保険や任意保険へ加入することが重要です。
◎黒ナンバー取得に必要な手続き
黒ナンバーを取得する際に必要な書類は以下のものです。
【運輸支局に提出する書類】 ・貨物軽自動車運送事業経営届出書 ・事業用自動車等連絡書 ・貨物軽自動車運送事業運賃設定届出書 ・運賃料金表 ・車検証のコピー |
【軽自動車検査協会に提出する書類】 ・車検証の原本 ・使用する黄色ナンバープレート(2枚) ・運輸支局の受領印が押された事業用自動車等連絡書 ・住民票 ・申請依頼書(代理人が手続きを行う場合) |
それぞれ提出書類が異なるので、事前に細かくチェックをしスムーズに手続きを行いましょう。
問題なく手続きが進めば1日で完了します。
仕事が忙しい場合や近くに運輸支局がない場合は、黒ナンバー取得の代行を依頼する方法や黒ナンバーのカーリースを利用する方法もあります。
黒ナンバーの軽トラをお得に利用する方法は?
先に述べたように、黒ナンバーを取得する時間がない人や手続きが面倒な場合は、軽トラのカーリースがおすすめです。
リース契約なら軽トラを購入する必要もなく、初期費用もかかりません。
また、配送業のビジネスは気軽に始められますが、誰もが成功するとは限りません。
初めからマイカーを購入するよりも、1年ほどカーリースをしてビジネスを初めてみるのもいいでしょう。
カーリースなら初期費用がかからないだけでなく、月額プランにメンテナンス費用や税金が含まれているので毎月の経費計上もしやすいというメリットがあります。
軽バンリース・レンタル本舗なら、年単位の長期リースだけでなく1ヶ月単位の短期リースも可能です。
リース会社は3年・6年・9年など長期リースがほとんどですが、軽バンリース・レンタル本舗は短期リースが可能なので希望の期間を選ぶことができます。
気軽に始めるなら、まずは短期リースから始めてみてはいかがでしょうか。
軽トラで黒ナンバーを取得して自由な働き方を手に入れよう!
軽トラで黒ナンバーを取得する方法についてご紹介しました。
軽トラは、配送業や引越しなどのビジネスを始めるのに適した車です。
しかし、これらのビジネスを始めるには黒ナンバーの取得が必須のため、事前に準備をしましょう。
黒ナンバーの取得はスムーズに行えば1日で完了しますが、時間がない人や近くに運輸支局がない場合は黒ナンバーのカーリースがおすすめです。
軽バンリース・レンタル本舗なら長期リースだけでなく短期リースも可能なので、自分が希望する期間で軽トラを利用することができるでしょう。
カーリースは初期費用がかからず、気軽に軽トラを利用できるのでお試しでビジネスを始めたい人にとってもおすすめです。
黒ナンバーの軽トラを利用したい方やお試しで利用してみたい方は、希望の期間やプラン内容などお気軽にお問い合わせください。