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雨・雪・猛暑…悪天候時の配送テクニック

2026
02月
09

― 軽貨物ドライバーが知っておきたい安全と効率の両立術 ―

軽貨物配送の仕事は、天候に左右されやすい業種のひとつです。
雨の日、雪の日、そして猛暑日――。
悪天候は「配達効率の低下」だけでなく、「事故リスク」や「荷物トラブル」にも直結します。

本コラムでは、
・悪天候でもクレームや事故を防ぐための考え方
・季節ごとに実践したい具体的テクニック
を中心に、現場目線で解説します。


悪天候時の配送で意識すべき基本姿勢

まず大前提として押さえておきたいのが、以下の考え方です。

スピードより安全を優先する
普段と同じ感覚で動かない
「遅れる可能性」を前提に計画する

悪天候時は、
「いつも通り回ろう」「件数を落としたくない」
という意識が、事故やトラブルを招きやすくなります。

結果として
・事故で稼働停止
・荷物破損による弁償
となれば、長期的には大きな損失です。


【雨天】荷物の濡れ対策と安全確保のポイント

■ 荷物の濡れ対策は“事前準備”が9割

雨の日に多いトラブルが、荷物の水濡れです。

実践したい対策は以下の通りです。

・防水シート・ビニール袋を常備
・段ボールの底が地面に触れない積み方
・玄関前での一時置きは極力避ける

特に注意したいのが、
濡れた手袋・服で荷物を扱うこと
段ボールは水分を吸いやすく、見た目以上にダメージが残ります。


■ 雨天時の運転は「止まれる速度」が基準

雨天時は、

・制動距離が伸びる
・視界が悪くなる
・歩行者や自転車の動きが予測しづらい

という条件が重なります。

意識したいポイントは、

・車間距離を通常より長く取る
・横断歩道・交差点手前は必ず減速
・急ブレーキ・急ハンドルを避ける

「早く着く」より「確実に止まれる」運転が重要です。


【雪・凍結】冬場の配送で命を守る考え方

■ タイヤ・装備は“過剰なくらい”でちょうどいい

雪道での配送は、軽貨物ドライバーにとって最大級のリスク要因です。

最低限、以下は必須です。

・スタッドレスタイヤの装着
・タイヤチェーンの携行
・解氷スプレー、スノーブラシ

「少しの雪だから大丈夫」という油断が、
スリップ事故や立ち往生につながります。


■ 雪道では「時間通り」は目標にしない

雪の日は、

・渋滞
・配送ルート変更
・再配達増加

が発生しやすくなります。

そのため、

・件数を詰め込みすぎない
・余裕のあるルート設定
・事前に遅延を想定した連絡

を行うことが、信頼維持につながります。


【猛暑】夏場の配送は“体調管理=仕事の質”

■ 熱中症対策は自己責任では済まされない

猛暑日の配送で最も怖いのが、熱中症による判断力低下です。

対策としては、

・こまめな水分・塩分補給
・冷感タオルやネッククーラーの活用
・無理に連続稼働しない

特に注意したいのが、
「あと少しだから」と休憩を後回しにすることです。


■ 夏場の車両ケアも重要な仕事の一部

猛暑は車両にも大きな負担をかけます。

チェックポイントとしては、

・冷却水・オイル量の確認
・バッテリーの劣化
・エアコンの効き具合

車両トラブルは、
その日の売上がゼロになるリスクを含んでいます。


悪天候時でも効率よく動くための工夫

悪天候時は、効率を「件数」ではなく「安定稼働」で考えましょう。

・再配達が出にくい時間帯を狙う
・置き配可否を事前に確認
・無理なショートカットをしない

結果的に、

・クレームが減る
・事故リスクが下がる
・長く安定して稼げる

という好循環につながります。


まとめ|悪天候対応が“稼げるドライバー”を分ける

雨・雪・猛暑といった悪天候は避けられません。
しかし、

・準備
・判断
・行動

を正しく行えば、大きなトラブルを未然に防ぐことは可能です。

「悪天候でも安全に動けるドライバー」は、
荷主や元請けからの評価も高く、
結果的に安定した案件獲得にもつながります。

日々の積み重ねが、
長く稼ぎ続ける軽貨物ドライバーへの近道です。