― エリア選びで収入は大きく変わる。知っておくべき需要の見極め方 ―

軽貨物配送の仕事は「頑張れば稼げる」と言われる一方で、
同じ働き方をしていても、エリアによって収入差が大きく出るのが特徴です。
・なかなか単価が上がらない
・荷量が安定しない
・繁忙期でも思ったほど稼げない
こうした悩みの多くは、エリア特性を理解しないまま稼働していることが原因になっているケースも少なくありません。
本コラムでは、
稼げるエリア・稼げないエリアの傾向を
「都市部と地方の違い」「繁忙期の特徴」「案件ごとの需要」
という3つの視点から解説します。

都市部(東京・大阪・名古屋など)は、軽貨物配送の案件数が非常に多く、次のような傾向があります。
・宅配・企業配送ともに案件が豊富
・再配達が多く、稼働時間が長くなりやすい
・1個単価は低めだが、回転数でカバーしやすい
・駐車・交通トラブルが起きやすい
「体力と効率重視」タイプのドライバー向きと言えます。
地方エリアでは、都市部とは異なる稼ぎ方になります。
・案件数は少なめ
・1件あたりの移動距離が長い
・単価は比較的高めだが、回転率は低い
・固定ルートや企業配送が中心になりやすい
「安定重視・固定案件向き」のエリアです。
単純に
「都市部=稼げる」
「地方=稼げない」
ではありません。
重要なのは、
自分の稼働スタイルとエリア特性が合っているか
という点です。

軽貨物業界には、明確な繁忙期があります。
・年末年始(11月後半〜12月)
・引越しシーズン(2〜3月)
・大型セール時期(ECサイトのイベント)
この時期は、
・荷量増加
・スポット案件増
・単価アップ交渉がしやすい
という特徴があります。
・EC倉庫が集中している地域
・人口密集地
・企業・オフィス街
特に都市部近郊は、繁忙期の影響を受けやすく、短期間で大きく稼ぎやすいエリアです。
一方、
・地方
・観光地
・住宅が分散している地域
では、繁忙期の影響が限定的な場合もあります。
そのため、
年間を通した稼働計画を立てることが重要になります。
・都市部:需要が安定、競争も激しい
・郊外:エリア次第で波が大きい
・地方:件数は少ないが固定しやすい
宅配は人口密度とEC利用率に強く影響されます。
・工業団地
・オフィス街
・物流拠点周辺
こうしたエリアでは、
・時間指定
・定期便
・高単価チャーター
が発生しやすく、効率よく稼げる可能性があります。
・人口が少ない
・案件が単発のみ
・荷主が少なく競争が激しい
・移動距離が長い割に単価が低い
「走っている割に残らない」エリアは、見直しが必要です。
・案件数が安定しているか
・単価と稼働時間が見合っているか
・繁忙期・閑散期の差が大きすぎないか
・将来的に継続できる案件があるか
短期的な金額だけでなく、
中長期での安定性を見ることが重要です。

軽貨物配送で安定して稼いでいるドライバーほど、
・エリア特性
・繁忙期の動き
・案件需要
を冷静に分析しています。
「とりあえず案件を受ける」のではなく、
どこで・何を・どの時期にやるかを考えることが、
収入アップと長期継続の鍵になります。
エリア選びは、軽貨物ドライバーにとって
最も重要な経営判断のひとつです。