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軽貨物ドライバーが抱えやすいトラブルと対処法

2026
01月
19

― 事前に知っておくことで防げるリスクと、いざという時の正しい対応 ―

業務委託で働く軽貨物ドライバーは、自由度が高い反面、トラブルが起きた際は自己責任での対応を求められるケースが少なくありません。
特に未経験からスタートした方や、開業初期のドライバーほど、想定外のトラブルに戸惑いがちです。

本コラムでは、軽貨物ドライバーが現場で実際に遭遇しやすいトラブルを整理し、それぞれの具体的な対処法・予防策を解説します。


1.誤配・未配トラブル

最も多く、精神的負担も大きいトラブル

■ よくある原因

・住所や部屋番号の見間違い
・表札がない/表記が異なる
・マンション・企業内での置き場所違い
・配達数が多く、確認不足のまま投函

■ 発生した場合の対処法

自己判断で処理せず、必ず元請け・配車担当へ即連絡
・配達状況(時間・場所・写真)を正確に伝える
・回収可能な場合は、指示を仰いで迅速に対応

※ 隠したり放置したりすると、信頼低下・契約解除に直結する恐れがあります。

■ 予防策

・配達前に「番地・部屋番号・会社名」を必ず声に出して確認
・写真撮影が必要な案件は必ず保存
・焦っている時ほど、1件ごとの確認を徹底


2.駐車トラブル

都市部・住宅街で特に起こりやすい問題

■ よくあるケース

・短時間のつもりが長時間停車になってしまう
・近隣住民からの苦情
・警察・管理会社からの注意、反則金

■ トラブル発生時の対応

・感情的にならず、まずは謝罪を最優先
・指示に従い、速やかに移動
・現場での言い争いは絶対に避ける

■ 予防策

・事前に駐車可能場所を把握
・ハザードだけに頼らず、時間を意識
・可能であれば台車を活用し、停車時間を短縮


3.荷主・元請けとの契約トラブル

条件の認識違いが原因になりやすい

■ 起こりやすい内容

・聞いていた単価と実際の報酬が違う
・稼働日数・時間の認識違い
・ペナルティや免責条件の説明不足

■ トラブル時の対応

・感情論ではなく、契約内容・書面を基準に確認
・メールやメッセージなど、記録が残る形でやり取り
・改善が見込めない場合は、早期撤退も検討

■ 予防策

・契約前に以下を必ず確認
 - 単価の算出方法
 - ペナルティの有無
 - 事故・破損時の責任範囲
・口約束ではなく、書面・データで残す


4.事故・荷物破損を起こした際の手順

冷静かつ迅速な対応が最重要

■ 事故が起きた場合の基本対応

1.負傷者の確認・救護
2.警察への連絡(物損でも必須)
3.元請け・保険会社へ速やかに報告
4.現場写真・状況の記録

■ 荷物破損時の対応

・勝手に弁償・処理しない
・状況を正確に報告
・保険適用の可否を確認

■ 予防策

・任意保険・貨物保険への加入
・荷積み時の固定・養生を徹底
・無理な運転・スケジュールを組まない


5.トラブルを最小限に抑えるために大切な心構え

・「報告・連絡・相談」を早めに行う
・一人で抱え込まない
・トラブル=評価が下がる、ではなく対応が評価を分ける
・長く稼いでいるドライバーほど、対応が冷静で丁寧


まとめ

トラブルは避けられないが、対処次第で信頼に変えられる

軽貨物ドライバーとして働く以上、トラブルを完全にゼロにすることは難しいのが現実です。
しかし、

・事前に知識を持っておく
・正しい手順で対応する
・誠実な姿勢を貫く

これらを意識することで、大きな問題に発展するリスクは確実に下げられます

トラブル対応力は、軽貨物ドライバーとして長く安定して働くための重要なスキルの一つです。
ぜひ日々の業務に活かしてください。