軽バンをキッチンカーに改造することで、美味しい料理を楽しみながら旅をすることができます。
軽バンはカスタマイズがしやすく、小回りがきくため、キッチンカーには最適な車両です。
前回の記事に続いて、今回は、軽バンをキッチンカーにするための工程や注意点についてご紹介します。
キッチンカーとは?
キッチンカーとは、車を用いて移動販売を行う飲食店のようなビジネスのことです。
近年では、フードトラックやモービルキッチンと呼ばれることもあります。
また、このキッチンカーを趣味として持つ人も増えており、自分たちで改造する方もいます。
改造することで、自分たちだけの理想のキッチンカーを作り上げることができます。
軽バンをキッチンカーに改造する方法
キッチンカーに改造するには、以下の工程が必要です。
1. 計画の立案
まずは、どのようなキッチンカーにしたいかを考え、計画を立てましょう。
キッチンカーに必要な設備や機能、収納スペースなどのアイデアをまとめます。
また、商品を販売する場合は、人気メニューやその他のサービスなども考えます。
2. 車両選び
次に、改造する軽バンを選びます。
キッチンカーに必要な設備やスペースなどに合わせた軽バンを選びましょう。
よく使用される車両には、スズキ・エブリィ、ダイハツ・ハイゼット、三菱・ミニキャブ、ホンダ・アクティ、スバル・サンバーなどがあります。
3. 基本設備の設置
キッチンカーに必要な最低限の設備としては、簡易キッチン、収納スペース、電源と照明、排水管があります。
まずは、簡易キッチンを設置しましょう。
必要な器具は、ガスバーナー、フライヤー、シンクなどがあります。
また、収納スペースには、食材や器具を収納するスペース、レジやレジスターを置くスペース、休憩スペースなどを考えます。
電源や照明は、バッテリーや発電機、LEDライトを使うことができます。
排水管は、シンク下に配管を取り付け、水を流せるようにします。
4. その他の設備の設置
基本設備がすでに設置されている場合は、その他の設備の設置に移ります。
たとえば、冷蔵庫・冷凍庫、電子レンジ、オーブン、ポップコーンマシン、ドリンクマシンなどを取り付けることができます。
各設備に使用する電気量やガス量などを計算し、計画通りの運転ができるようにしましょう。
5. 安全に配慮した設備の設置
キッチンカーに必要な設備をすべて設置したら、安全に配慮した設備を取り付けます。
たとえば、火災防止のための消火器、換気扇、防犯対策のカメラやセキュリティシステムなどがあります。
これらの設備は、必ず取り付けるようにしましょう。
6. 外観の装飾
キッチンカーの外観も、こだわりのポイントです。
自分たちのスタイルやブランドイメージを反映させ、個性的なデザインを考えることができます。
たとえば、販売している料理やドリンクのイメージを取り入れたラッピングやサイン、看板などを作成することができます。
7. 検査と保険
軽バンをキッチンカーに改造した際には、必ず検査と保険をかけましょう。
検査は、国土交通省が定めたキッチンカーの基準に沿って行う必要があります。
また、保険は自動車保険だけでなく、キッチンカー特有の保険にも加入することが重要です。
注意点
軽バンをキッチンカーに改造する際には、以下の注意点にも気を配る必要があります。
1. 規制について
キッチンカーには、車両の大きさや形状、設備や道路交通法に関する規制など、様々な規制があります。
キッチンカービジネスを始めるには、それに伴った法務手続きを正確に把握し、守ることが非常に大切です。
2. 保管場所の確保
キッチンカーは、通常の車両と同じように保管することはできません。
保管場所を確保するためには、倉庫やガレージを借りる必要がある場合もあるため、追加のコストが発生することがあります。
3. メンテナンスの必要性
キッチンカーは、通常の車両よりも設備や機能が多いため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
特に、設備の点検や掃除は、衛生面で非常に重要なため、十分なメンテナンスを行うことが必要です。
軽バンをキッチンカーに改造することで、自分たちだけの理想的な移動販売ビジネスを始めることができます。 しかし、規制や保管場所の確保、メンテナンスなど、注意点を把握して改造することが大切です。 自分たちだけのオリジナルキッチンカーを作り上げて、旅やビジネスを楽しみましょう。
食材や水回りの衛生環境に気を配ってしっかりと計画を立てよう!
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