最近暖かくなり、スタッドレスタイヤをノーマルタイヤへ替えたりタイヤの寿命などで、タイヤ交換を考える方もいるかと思います。急なパンクなどで事故を起こさないようにするためには適切な時期にタイヤ交換する必要があります。
この記事では、タイヤ交換の時期の目安や交換にかかる費用などについて解説します。
タイヤを交換する目安はいつ?
日頃便利な車ですが、定期的にメンテナンスを行いタイヤも交換しなければなりません。
交換するタイミングとしては、タイヤの寿命によるもの、降雪に備えて事前にスタッドレスタイヤに変えるもの、この2点があげられます。ほか、ドレスアップなどでタイヤを交換する方もいるかと思います。
◆タイヤの寿命でタイヤ交換する場合
タイヤは走行時、発進時や停止時などに摩耗で、次第に溝が浅くなっていきます。溝が浅くなるとグリップ力が低下しブレーキ性能自体も低下します。
劣化している状態で乗り続けると、雨の日にはハイドロプレーニング現象を起こしてスリップしやすくなります。ハイドロプレーニング現象とは、路面に溜まった水の量がタイヤの排水能力を超えた場合に発生すると言われています。
タイヤは一般的に残り溝が4mm以下になると交換する目安とされています。
タイヤについているスリップサインで寿命はチェックできます。
スリップサインが出たまま走行した場合、違反点数2点、普通車は9,000円、大型車は12,000円の反則金が科せられるので注意しましょう。
◆スタッドレスタイヤに交換する場合
スタッドレスタイヤに交換する時期は、例年初雪が予想される時期の1カ月前が交換の目安です。
地域と降雪の状況によっても異なりますので交換する時期は各自判断しましょう。
降雪地域では9月後半~10月前半には交換を始めると慌てることがなく良いです。
降雪がほとんどない地域でも急な積雪に見舞われることがありますので11月中旬頃までには交換しておくのが良いでしょう。
冬用タイヤ規制のある道をノーマルタイヤで運転すると、交通規則に違反し、普通車は反則金6,000円が科せられますのでご注意ください。
寿命を超えたタイヤで走行するリスクとは
寿命を超えたタイヤで走行すると、雨天のスリップ原因になるだけでなく、制動距離が伸びて事故につながる可能性も高くなるので大変危険です。
道路交通法で定められた保安基準では、タイヤの溝が1.6mm未満の状態で走行すると違反になります。
安全運転のためにも、タイヤの寿命は定期的に確認し交換を行いましょう。
どのタイミングで交換したらいいのか分からない場合には、ディーラーやカー用品店などでタイヤの状態を確認してもらいましょう。
タイヤ交換にかかる費用
タイヤ交換にかかる費用はタイヤの購入代金と工賃になります。
タイヤ交換を業者に依頼した際の工賃はディーラーであれば8,000円~30,000円程度、ガソリンスタンドであれば4,000円~20,000円程度、タイヤ専門店・カー用品店などであれば4,000円~12,000円程度が相場になります。
お金をかけたくない場合はカー用品店が良いですね。
タイヤの料金はメーカーによっても異なりますので、その料金によっても総額は変動します。
定期的なメンテンナンスを行い正しい時期に交換を行いましょう。