カーリースを中途解約した際の違約金相場は？解約する流れについて解説

2023
03月 03日

基本的にカーリース契約後の中途解約はできませんが、車両の事故や運転手の入院などで長期間使用出来なくなってしまったなど、やむを得ない事情で中途解約することになってしまった場合にどのくらいの違約金がかかってしまうのでしょうか。

リース会社によって多少違いはありますが、違約金の相場の金額や解約する際の手続きの流れについて解説致します。

中途解約した際の違約金の相場は？

中途解約した際の違約金の相場は、残った契約期間×月額料金です。

5年間カーリース契約を結んだとして、3年が経過したタイミングで中途解約するとなると、残り2年分の料金がおおよその違約金となります。

毎月リース料を20,000円支払っていたとすると、20,000円×24か月で48万円が違約金として支払わなければならない計算になります。

中途解約のタイミングやリース車の状態によっても違約金の金額は多少増減はしますが、大体このくらいの金額がかかることを想定しておきましょう。

5年間契約期間中しっかり支払った場合の金額と、中途解約した場合の違約金を合わせた金額は、支払う金額に大差ありません。

残りの契約期間分のリース料金の他にも、事務手数料・残価精算分・修理費用なども違約金の中に含まれてきますので、この分も計算に入れておきましょう。

違約金のお支払いは基本的に一括払いとなりますので、まとまった現金が必要になりますので中途解約する際には気をつけましょう。

違約金をきちんと支払ってカーリースを中途解約する方法

やむを得ない事情で中途解約する場合にはきちんとした手順で手続きを行いましょう。

手続きの流れについて説明致します。

①まずはカーリース会社に相談する

契約したカーリース会社に連絡をし、どのような事情で中途解約したいのかをしっかりと状況を説明しましょう。対応窓口を設けているリース会社も多いかと思いますので、そちらに相談してみましょう。

②リース車両の現状の状態を確認・査定

カーリース会社がリース車を回収し、現在のリース車の状態を見て、違約金計算のために査定が行われます。リース車に傷があったり、走行距離が長かったりすると違約金が高くなりますのでご注意ください。

リース車両を返却する際には、現状回復は義務となりますのでリースする際にはその分も頭に入れておきましょう。

③違約金の金額の確定・お客様の最終的な意思の確認

車の査定が完了し、違約金が確定したらカーリース会社から連絡がきます。

最終的な違約金の金額などの説明があり、その内容で解約の意思が変わらない場合には解約の手続きに進みます。

④解約同意書に記入し、違約金を支払う

カーリース会社の解約同意書に記入し、違約金を一括で振り込めば解約手続き完了となります。違約金は基本的に一括払いですので、まとまったお金が必要になります。

違約金がないプランはあるの？

中途解約をする場合、基本的には違約金が発生します。

しかしカーリースのプランでは違約金なしで解約可能なプランを用意しているカーリース会社もあります。

違約金なしのプランは中途解約されてもカーリース会社が損しない仕組みとなっているので、中途解約が原則できないプランより基本的にリース料の金額が高く設定されています。

転勤族などで、お仕事の関係上中途解約する可能性がある方にとってはお得なプランと言えますが、契約期間中同じ車を乗り通せる見込みがある人は、通常のカーリースの方が金額的にはお得になるでしょう。