車の新車価格は年々高くなっているのに、収入は一向に上がりませんよね。
新車が売れなくなり、ローンで契約しても毎月高額の返済に追われなければなりません。
ディーラーが新車をなんとかして売りたい!!
ディーラーが考えた策が残クレです。
本記事では、残クレについて詳しく解説いたします。
残クレとは?
残クレとは残価設定型ローンの略で、仕組みとしてはローンと同じです。
数年後の下取り価格を保証します!そう考え出されたのが残価設定型ローンの始まりです。
5年が経過した時に一定額で買い取ることを保証すれば、その分はローンとして支払わなくて良いとしたのが残クレの仕組みです。
例えば300万円の車の5年後の残価をディーラーが150万と設定したとします。
車両本体価格-残価を差し引いた150万円を毎月分割して支払っていくという仕組みです。
これなら毎月の返済額を減らすことができ、ディーラーも新車を売りやすくなります。
5年後にお客様自身で下記の4つから、選択することが出来ます。
①残価を全額支払って、車を購入する
②車を返却して、新車に乗り換える
③車をディーラーに返却する
④再ローンを組む
お客様のメリットとしては、本体価格の半分の金額で新車に乗れることです。
ディーラー側のメリットは、新車を売ることができ、5年後に、お客様が返却をすれば上質な中古車が戻ってくるということです。
車両の所有権はディーラー、車の使用に一定の制限をかけられる
ディーラーが残クレで販売すれば、車両の所有権はディーラーなので、車の使用に一定の制限をかけることができます。内容は以下の通りです。
・走行距離は月1,000〜1,500キロまでとする
・傷や汚れは付けないように乗る
・定期メンテナンスは必ずディーラーで受ける
これだけの制限をかけることが出来たら、ディーラーは上質な中古車を確保することができるので、残クレに限り、低金利で安く販売することが出来ます。
さらに、定期メンテナンスもディーラーで行えば、認定中古車として高額で販売出来ます。
残クレのメリット・デメリット
残クレのメリット
・月々の支払額がローンよりも安い
・3〜5年でまた新車に乗り換えられる
・メンテナンスをディーラーで受けられる
残クレのデメリット
・走行距離制限が設定される
・カスタマイズは禁止
・車両代金全てにローンの金利がかかる
残クレは走行距離制限やカスタマイズ禁止であったり、車両の使用に制限が設けられていますが、ローンよりも月々の支払額が安くなるので、新車を気軽に購入することができます。