疲労が蓄積していたり、体調が悪い時などに運転すると、注意力が低下し動作が鈍くなってしまいます。
疲労や睡眠不足はドライバーにとって大変危険です。
居眠り運転などで、最悪重大な事故に繋がりかねません。この記事では事故防止の体調管理についてまとめてみましたので参考にしてみてください。
疲労や睡眠不足が運転に与えるものとは
体が疲れた状態で運転すると、集中力や注意力が薄れてしまいます。
次第に運転操作が雑になり、ハンドル操作やブレーキ操作の判断能力が下がります。
危険を察知する力が遅れがちになってしまいます。
疲労時は危険を察知してから判断するまでに時間がかかるので空走距離が長くなり、追突事故を起こす危険性も高まります。
疲労時は目の疲れも強く現れます。目薬を差したり、長時間運転する前日などは十分な睡眠時間を確保しましょう。
睡眠不足は居眠り運転に繋がります
睡眠不足は、居眠り運転を起こす可能性があります。
睡眠不足が続き疲労が蓄積されてしまうと、心疾患や脳疾患などに襲われるなど、病を引き起こす原因に繋がりかねません。
睡眠時間が6時間未満と7時間の者と比べると、居眠り運転の頻度が高いことが統計として出ています。追突事故や自損事故の頻度も6時間未満のほうが高いという研究結果が示されています。
日常の体調管理とは
日常生活において、睡眠不足や疲労を防ぎ良い体調を維持していくためには心掛けなければならないことがあります。毎日6~7時間の連続した睡眠時間を確保しましょう。
睡眠前の飲酒は睡眠の質を下げてしまいますのでやめましょう。
アルコールは酔いが回っているときはよく眠れますが、入眠作用は3時間ほどで切れてしまい、利尿作用もあるので夜中に目が覚めてしまいます。
その後は、代謝されて出来るアセトアルデヒドの覚醒作用によって浅い眠りになってしまいます。
スマートフォンなどから出るブルーライトも睡眠の質の低下を招いてしまいます。
ブルーライトが目に入ると睡眠ホルモン(メラトニン)が分泌されません。ブルーライトの刺激で目が覚めてしまいなかなか寝付けなくなってしまうのです。
良い睡眠の質を得るためには寝る前のスマートフォンはやめましょう。
健康維持に運動は欠かせませんが、過度な運動は疲労の要因となりますので運動は適度に!を心掛けましょう。
走行時に気をつけなければならないこと
走行中に体調不良や睡魔に襲われる感覚に陥った時は、かなり危険な状態ですから、直ちに安全な場所に停止して休憩をとりましょう。事故が起きてしまってからでは遅いので早めの休憩を心掛けましょう。
過労や疾病、薬の服用などの影響等で正常な運転ができないおそれがあるときは、道路交通法第66条において、運転してはならない決まりがあります。疲れや風邪などで体調が万全でないときは運転を控える必要があります。
忙しすぎてなかなかゆっくり休暇を取れないという方も多いかと思いますが、事故を未然に防ぐには十分な睡眠が大切になりますので睡眠時間は確保するよう意識しましょう。