― 知らないと損する税金の基礎と、手間を減らす実務テクニック ―
業務委託で働く軽貨物ドライバーは、会社員と違い自分で確定申告を行う必要があります。
しかし、
・何が経費になるのかわからない
・帳簿付けが面倒
・申告直前に慌ててしまう
といった悩みを抱える方は非常に多いのが現実です。
本コラムでは、フリーランス軽貨物ドライバーが最低限押さえておくべき確定申告のポイントを、実務目線でわかりやすく解説します。

軽貨物ドライバーとして業務委託で働く場合、税務上の立場は個人事業主(フリーランス)です。
そのため、
・1年間の売上
・必要経費
・所得金額
を自分で計算し、毎年2月〜3月に確定申告を行わなければなりません。
※ 申告を怠ると、延滞税・加算税などのペナルティが発生する可能性があります。

必要経費とは、売上を得るために必要だった支出のことです。
軽貨物ドライバーの場合、以下のような項目が代表的です。
・ガソリン代
・高速道路代・駐車場代
・車両リース代・ローン代(事業使用分)
・自動車保険・貨物保険
・オイル交換・タイヤ・修理費
・スマートフォン通信費(業務使用分)
・作業着・軍手・台車などの備品
・会計ソフト利用料
・プライベートと仕事の混在分は按分が必要
・レシート・領収書の保管が必須
・用途が曖昧な支出は否認される可能性あり
確定申告では、経費以外にも「控除」を使うことで課税所得を減らすことができます。
・基礎控除(原則48万円)
・青色申告特別控除(最大65万円)
・社会保険料控除
・生命保険料控除
・小規模企業共済等掛金控除
・控除額が大きい
・赤字を翌年以降に繰り越せる
・事業としての信用度が高まる
※ 開業届と青色申告承認申請書の提出が必要です。
近年は、フリーランス向けの会計アプリが非常に充実しています。
・銀行口座やクレジットカードと自動連携
・レシート撮影で経費登録
・確定申告書類を自動作成
・帳簿付けの時間を大幅削減
・freee会計
・マネーフォワード クラウド
・弥生会計オンライン
・開業初月から使い始める
・週1回、5分でも入力する習慣をつける
・年末にまとめてやらない

・レシートを捨ててしまう
・経費計上漏れで税金を多く払う
・期限ギリギリで申告ミス
・税務署から問い合わせが来て慌てる
これらはすべて、事前準備不足が原因です。

フリーランス軽貨物ドライバーにとって、確定申告は避けて通れない業務の一つです。
しかし、
・必要経費を正しく計上する
・控除制度を理解する
・会計アプリを活用する
これだけでも、手間と税負担は大きく軽減できます。
確定申告を「面倒な作業」ではなく、
自分の事業を守り、長く安定して稼ぐための仕組みとして捉えることが重要です。