ネットで注文して希望の時間帯に届けて貰えるネットスーパー。外出しなくて済むので利用者からしたらとても便利な制度です。注文を受けた側はどのようなお仕事をしているのでしょうか。本記事では稼働時間などについてもまとめてみましたので参考にしてみてください。
ネットスーパーの配達業務とは
インターネット上でお客様から注文を受けた商品を希望の時間帯に届けるのがお仕事です。
配達員はスーパーの従業員が配達しているという訳ではなく、業務委託を受けた業者が配達を請け負うことが一般的になっています。
ネットスーパー、どんな理由で利用している?
パソコン一つで、スーパーで買い物をしているかのように買い物が出来るので、大変便利なシステムです。最初にスタートしたのは西友ですが、今ではイオンやイトーヨーカドーでも同内容を取り入れています。
近年ではコロナウィルス感染症対策として外出を控える目的で利用者が増えています。
利用者が使う理由としては、
①帰宅時間が遅く、買い物に行く時間がない
②小さな子供を連れての買い物が大変
③体調が悪くて買い物に行けない
④お米や、水など、重い荷物を持つのが大変
ネットスーパーシステム導入の会社
《西友》
ネットスーパーを最初に考案したのは西友です。時間枠は2時間枠になっていて1日6回便が分かれています。配達時間は10時〜22時までになっています。
お客様がご在宅の場合にかぎり、非対面での受け渡しが出来ます。(支払い方法は代引き以外になります。) 在宅の確認が出来ましたら玄関前や宅配BOXなどお客様の指定された場所に商品を置きます。ご不在の場合は持ち帰らなければなりません。
配達員の負担を考え、一度に注文できる上限が決められています。飲料や酒類などは4ケースまでが上限になっています。
22時までと時間は長めですが、上限が決まっている分重いものを運ぶ機会が減るので、他社に比べると体への負担が少ないといえます。
《イオン》
時間枠は2〜3時間ごとになっていて、便は1日4回です。配達時間は11時〜20時までとなっていて時間は短めです。
イオンでは、置き楽という置き配サービスがあるので、お客様が置き楽指定されている場合には、玄関前など指定された場所に商品を置けます。在宅確認の必要もありません。
所属している店舗が再配達を行っていなければ、再配達を気にする必要もないので配達員としては気持ち的に楽かと思います。
《イトーヨーカドー》
枠は2時間ごとで配達時間は10時〜21時、1日9便に分かれています。便が細かく分かれているので時間指定は気を付けなければならないでしょう。
イトーヨーカドーでは再配達の依頼を受け付けていて、当日の最終便出発時間以内であれば、対応しなければならず、夜間の配達件数が増えることになります。
以前は手渡しでの商品の受け渡しが必須でしたが、現在では非対面や置き配なども取り入れていて配達員の負担が軽減されています。
ネットスーパーの配達の仕事内容とは?
ネットスーパーの配達員の仕事は、依頼されている店舗から商品を受け取り配達。配達が終わったら次の便の商品を再び店舗に取りに行き配達。最後の便の配達が終わったら締め作業をして終了という形になります。商品を店舗から集めて梱包(ピッキング)したり伝票の準備をしたりするのは店舗の仕事になります。
店舗側のピッキング作業に遅れが生じていた場合多少出発が遅れてしまう可能性もあるため、配達員はおおよその道を把握しておいたり、時間のロスは少なく済むようにしておく必要があります。
支払い方法が代引きである場合、代金を回収する業務も発生するので常にお釣りを用意しておかなくてはなりません。お金の管理も重要になります。
配達が終わったら店舗に戻り締めの作業になります。伝票を戻し、代引き払いの分の料金の精算、専用端末を戻し、商品が入っていた箱(オリコン)を元に戻します。
ネットスーパー配達のきついと感じるところは?
ネットスーパーの配達員の仕事は、単純作業で決して難しいものではありません。
しかし、きついと感じる部分は多く、辞めたいと感じる部分は主に3点あります。
・時間指定便なので常に時間に追われる
・飲料やお米などケース買いも多く重たい荷物を運ばなければならない
・店舗と配達エリアを何度も往復する必要があるため運転がきつい
ネットスーパー配達員に向いている人
・重たいものを頻繁に運ぶため体力に自信のある人・力持ちの人
・常に時間に追われているため、慌てず冷静に対処できる人・ストレスに強い人
・長時間の運転になるため、運転が好きな人・苦にならない人
以上のようになります。配達のお仕事はさまざまです。色々な働き方がありますので是非参考になさってください。