よくニュースなどでも目にしますが、近年、あおり運転が社会問題となっています。
交通事故やあおり運転などの状況証拠となるのが、ドライブレコーダーの映像になります。
ドライブレコーダーをつけるメリットはありますが、自分で取り付ける場合は、法律によって取り付ける位置が定められていますので注意しなければなりません。業者に取り付けを依頼する際にはお願いする業者によっても金額に差はあります。
本記事では、ドライブレコーダーを取り付けるメリットや、取り付ける際の費用などについて解説致します。
ドライブレコーダーをつけるメリット
事故が起きた時や、あおり運転の被害に遭った時の証拠となる
ドライブレコーダーを取り付ける最も大きなメリットは、交通事故が発生した際の証拠になることです。
また、近年被害の多いあおり運転の映像が証拠として残りますので、加害者を特定しやすくなります。
交通事故は、当事者双方の言い分が食い違うことがよくあります。
ドライブレコーダーの映像が残っていれば証拠として取り扱うことができます。
事故の過失の割合は損害賠償の金額に影響するため、どのような事故であったかの状況証拠はとても大切です。
ドライブレコーダーがあることで、自分を守ることにもつながります。
車上荒らしの被害に遭いにくくなる
泥棒は防犯カメラを嫌います。
そのため、わざわざ物取りをしようとする犯人がドライブレコーダーがついている車を選ぶでしょうか。
犯人側としても証拠をレコーダーに残したくはないのでドライブレコーダーがついていない車を選ぶでしょう。ドライブレコーダーは種類によって、エンジンをかけなくても衝撃を感知して、録画を開始するものがあります。
車が窃盗された際に、一部のレコーダーでは遠隔で映像を確認できるものもあるので、ドライブレコーダーの映像から現在地などを割り出せる可能性が高まります。
このようにドライブレコーダーで犯罪の被害に遭う確率を減らすことが出来るのです。
ドライブレコーダーを取り付ける位置とは?
ドライブレコーダーを取り付ける位置は、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示によって定められています。
そのため、それ以外の場所に設置すると、違反になりますのでご注意ください。
ドライブレコーダーを取り付ける位置は以下のいずれかの場所になります。
◆社室内後写鏡(ルームミラー)の遮蔽される部分
◆上縁でガラス開口部の上部20%以内の場所
◆前面ガラスの下縁であって車両中心面と平行な面上のガラス開口部から150mm以内の範囲
フロントガラスは、ステッカーや機器の取り付け位置を自由に設置できてしまうと、視界が十分に確保できずに事故につながるおそれがあります。
そのため、ドライブレコーダーも限られた場所にしか設置できないようになっています。
ドライブレコーダーを業者に依頼した際の料金について
ドライブレコーダーはネットで購入したり、他の店で購入をして、持ち込みで取り付けだけをお願いすることは受け付けてくれないことがほとんどのようです。
【カー用品店】
カー用品店で購入した物をそのまま取り付けまで依頼した場合、3,000円~15,000円程度で取り付け可能です。持ち込みで取り付け可能な店はなかなかないようですが、もし通販などで購入したドライブレコーダーを持ち込んだ場合に受け付けてくれるお店であるなら20,000円を超えることもありますので割高になります。
【ディーラー・販売店】
ディーラー・販売店の場合は、自社で取り扱いのあるドライブレコーダーの機種のみの取り付け作業に対応しています。料金は、ドライブレコーダー本体の購入費用に含まれていることが多いようですが、別途費用がかかる場合は、1万円前後です。
ドライブレコーダーは万が一の事故の際の証拠になることや、車上荒らしの被害を防ぐ役割があり、自分を守ることに繋がります。お時間に余裕がある時に、是非取り付けてみてはいかがでしょうか。