降雪地帯に住む方は当たり前に雪が降る前にタイヤをスタッドレスタイヤに変える事でしょう。
しかし、非降雪地帯に住むドライバーにとっては突然の積雪は本当に困る事態でしかありません。もちろんスタッドレスタイヤを履いていれば問題ないのですが、スタッドレスタイヤに履き替えるとなると業者に依頼して、時間や料金を必要とします。後回しにしてしまい、なかなかすぐに取り掛かる方もいないかと思います。
本記事では、急な積雪に活躍するスプレー式タイヤチェーンについて解説致します。
スプレー式タイヤチェーンとは?
スプレー式タイヤチェーンは、タイヤに直接特殊な液体を噴射することにより、雪道や凍結道路でのグリップ力が増すという仕組みになっています。
この液体には粘着性の樹脂が含まれています。
タイヤにスプレーで吹き付けることで表面をざらつかせることにより、摩擦力を高めます。
ただタイヤにスプレーするだけなので使用自体はとても簡単です。
粘着性のある液体のため、使用する際には手などにつかないように軍手や手袋を使用しましょう。
凍結路面においては、摩擦力が普通タイヤに比して300%もアップするとの報告も出ています。
雪道、凍結路面でのスリップ事故を防止する効果は間違いないでしょう。
数ある商品の中からの選び方
選ぶときに最も重要なポイントは制動力のいいものを選ぶことです。
スプレーの裏面を見てもなかなか分かりづらいと思いますので、口コミやレビューなどを参考に選びましょう。
色々なメーカーから販売されていますが、雪道で実際に実験を行っているメーカーが良いです。
説明書で、持続可能距離の確認もしっかりしましょう。
一度スプレーをしたら何kmくらい効果があるのかが商品に記載されているかと思いますので購入前に確認しましょう。10km〜70kmと商品によってさまざまなです。スプレー式タイヤチェーンは乾いた道路を走ることで急激に効果が落ちてしまうため、雪道と乾いた道を両方走るような場合には、通常に比べると効果が落ちることもありますので、気を付けましょう。
もう一点、購入する際に確認する事項は、スプレー缶一缶でタイヤ何本分に使用出来るのかを確認しましょう。商品にもよりますが、少ないもので7本分、多いものだと20本に使えるものもあるそうです。
他の用途に使えるかも重要!
非降雪地帯だと、シーズン中に1回あるかないかの積雪なので、せっかく購入しても中身が余ってしまいます。
普通自動車にしか使用できないスプレー式タイヤチャーンもありますが、商品によっては、バイクや自転車に使用出来たり、靴の裏に吹き付けることが可能なものもあります。タイヤだけでなく使用できるものを一本購入しておけば、家族みんなが積雪時に使えるので便利です。
関東でも3月上旬までは急な積雪があるかもしれませんので、1本備えておくと便利かもしれませんね♪