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アイドリングストップとは?メリットデメリットについて解説

2023
03月
22

車を一時停止させた時に自動的にエンジンがストップする機能をアイドリングストップといいます。

アイドリングストップは燃費に優れていて、環境にも良いとされています。

今乗っている車がアイドリングストップ搭載車である方も多いかと思います。

本記事ではアイドリングストップのメリットデメリットをご紹介致します。


アイドリングストップとは?


アイドリングストップとは、信号待ちなどブレーキを踏んで車を停止した際に自動的にエンジンがストップする機能をいいます。ブレーキから足をはずし、ハンドル操作が再開されるとエンジンは自動的に再始動します。

アイドリングストップの作動する条件は以下のようになります。

①ブレーキを踏みこんでいて完全に停車している状態

②ハンドルを操作していない

③アクセルを使用していない状態

④平坦な道路での停車

作動条件はメーカーによっても違いはあります。メーカーによっては、バッテリーの状態やエンジンの暖まり具合によって作動しないものもあります。エンジン始動直後は十分にエンジンが暖まっていないため、停止させてもアイドリングストップ機能が働かない場合もあります。


アイドリングストップのメリットとは?


燃費がよくなり、ガソリンの節約になる

アイドリングストップの一番のメリットは、エンジンがストップすることで燃費が良くなりガソリン代の節約になることです。停車時には燃料を消費しないのでガソリンを無駄に消費しません。

二酸化炭素の排出が抑えられる

アイドリングストップでエンジンが停止すると排出ガスが抑えられるので環境への配慮にも繋がります。アイドリングストップで排出ガスを抑えることは、地球温暖化対策になります。

エンジンによる騒音が抑えられる

余計なエンジンの稼働を自動的に停止してくれるので、駐停車中の騒音を抑えてくれます。エンジン音は住宅地などでは騒音になりますので騒音が抑えられる点はメリットと言えるでしょう。


アイドリングストップのデメリットとは?


停止時間が短すぎると逆に燃費が悪くなる

アイドリングストップはエンジンの停止時間が短いとかえって燃費が悪くなる場合があります。アイドリングストップの停止時間が5秒未満の場合には発進時に消費する燃料のほうがエンジンを自動停止している状態を上回ってしまい、燃費が悪くなります。

部品の消耗が早くなり劣化しやすい

アイドリングストップ搭載車はエンジンの始動回数が多くなるため、バッテリーや部品などが早く消耗し、部品交換の頻度が早くなります。

アイドリングストップに対応したバッテリーは、通常のバッテリーより価格が高い傾向にあるので、部品交換時の費用は割高になってしまいます。

エアコンが停止されてしまう

アイドリングストップ時にはエアコンが停止してしまう点もデメリットの一つです。

夏場など車内温度が30度以上のときにはアイドリングストップをしない設定がされている車もあります。最近の車ではエンジンが止まってもバッテリーを使ってエアコンを稼働させる車種もありますので、バッテリーの消費量が高くなってしまうのが欠点です。

発進時にタイムラグが生じる

アイドリングストップはブレーキから足を離す時か、ハンドルを操作する時などで解除されます。アイドリングストップが作動していない状態と比べると、発進時にわずかなタイムラグが発生してしまいます。

進みたいと思う時にエンジンがすぐに稼働してくれなくて急いでる時などには苦手と思う方もいるかと思います。


アイドリングストップをやめたい場合


急いでる時や、自分のタイミングで発進したい時など、アイドリングストップをやめたい場合にはアイドリングストップ機能を解除するボタンがあります。
その解除ボタンを押せば、アイドリングストップ機能をオフに切り替えることが出来ます。なお、一度エンジンを切るとリセットされてしまうので、アイドリングストップ機能が再び作動するようになるので解除したい場合はその都度ボタンを押しましょう。